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February 11, 2005
『OL社長、団塊ジュニア、そしてショートヘア』
タカヒロさんのBlog経由で、ケータイ会社のドコモの社内ベンチャーから生まれた女性ターゲットのマーケティング会社があることを知った。 その会社のシャチョーさんはなんと「OL社長」だそうな。26歳の女性ドコモ社員が、ドコモからの出資を受け、しかし籍はドコモに残したままこの会社を作ったそうだ。自らを「OL社長」と名づけ、いま流行り(?)の社長Blogで素に近い自分の言葉でいろいろ語ってくれている。 F1層(20~34歳の女性層)にフォーカスして各種サービスビジネスを展開しようとする会社は他にもあるけど、僕的には「フ~ン」て感じ。批判しているのではなく、正直よく分からないということ。 確かに現在のこの層は、ケータイの爆発的普及のプロセスを中学・高校・大学の時代に体験しており、それ以前の世代とは異なるコミュニケーションパターンを有しているという仮説を持つことはできる。ただ、そこには年代効果とコーホート(世代)効果が入り混じっていることは言うまでも無く、現代のF1層の消費特性が、F1という年代に帰着するのか、1971~1985年生まれの女性というコーホートに帰着するのかの判断は難しい。そうしたことを考えて、あえてF1という層にターゲティングしたビジネスモデル構築が成立するのか、またそれを調査・分析・支援するようなマーケティング・サービスが成立するのか、これまた判断が難しい。 僕の前の仕事で、僕自身が「団塊ジュニア」世代ということもあり、団塊ジュニア層の消費特性を分析するという仕事を結構やらされた。というのも、90年代後半、バブル崩壊後の景気低迷から抜け出すチャンスを、人口ボリュームゾーンであるこの団塊ジュニアの攻略に見出そうとしていた消費財メーカーが多かったからだ。団塊ジュニア向けドリンク、団塊ジュニア向け化粧品、団塊ジュニア向け自動車、etc.。 当時存在した関連データを集められるだけ集めていろいろ調べた結果、団塊ジュニアの消費特性を僕は「編集消費」と名づけて分析した。内容を端的に言えば、モノ溢れの時代のなか成長してきた団塊ジュニア世代は、複数の商品・サービスの付加価値の上澄みを軽妙に組み合わせながら、自分なりの効用を得ようとしている世代であり、その結果としてこの世代の嗜好は細分化、蛸壺化し、何かしらの1つの商品・サービスのマーケティング・ターゲットとしてこの世代をひとかたまりに捉えようとするのは難しく且つ危険である、というものだった(ような気がする)。内容は、松岡正剛氏により広められた「編集」概念と酷似しているのだが、僕がこの仕事をしていたのは松岡氏がそんなことを言いだす前で、僕的にはちょっとした記念碑的仕事としての思い出ぶかいところがある。 10年近く前にやった僕のこの古い仕事がいまの年代・世代分析に参照可能なのかはよく分からないが、こうした年代別・世代別のターゲッティング先行マーケティングが、新たな商品・サービスを生み出すきっかけとなることには、個人的にはちょっと懐疑的になってしまう。最近でも、団塊ジュニアをターゲットにしたフリーペーパー「R25」が注目を集めていたりするが、他の人もいろいろ言っていることだが(例えばこことか)、この世代をまるごとターゲッティングすることにどれだけの面白さと商業的価値があるのかどうかといえば、僕はどうしても「ムムムッ・・・?」と唸ってしまう。 とかなんとか色々書いたが、この若いOL社長さんには、僕のこうした疑念がスカッと晴れるように頑張って頂きたいと思うので、今後の活躍に注目していきたいと思う。 と、ここで今回のエントリーを閉めるはずだったのだが、このOL社長のBlogで最後にこんなエントリーをふと見つけてしまい、「なんじゃこりゃ~ぁぁぁ!?!?!?」とジーパンばりに叫んでしまった。そのエントリーとは、 だって・・・。わたくし・・・、ショートヘアの女性、大好きですが何か? こんな刺激的な内容も書いてある。 なので「ショートヘアがスキ」っていう男性は、男として自分に自信が無いってこと。(中略) 他にも、「ボーイッシュな子が好き」、「未熟な子が好き」、「地味な子が好き」も同じく自信の無い男が言うこと。 それから、「ガリガリにやせてる子が好き」「おしりのちっちゃい子が好き」っていうのもそうです。 女性はもともと男性よりも体脂肪があるものだし、子供か少年かってくらいおしりのちっちゃな女の子は女性らしいとは言えないものだから。 上記のような発言をする男性には要注意。 仮に見た目がモデルみたいにかっこよくても、社会的にすばらしい地位にいたとしても、男として自信が無い、男度の低い男性だと思って間違いありません。 わたくし、男度が低く、自信が無い男性なんだそうです。orz この説のソースを自暴自棄気味にネットで探しまくるも、どうしても見つからず。OL社長さん、この説のソースを教えてください・・・。そうでないと、僕は本当に自信を喪失しそうです。ただ、そのソースが見つかったら見つかったで、さらに自信を喪失するというオチですが・・・。orz
杉本氏@福岡大から本エントリーに関するとても面白いトラックバックを受けたので紹介。 F1 by sugimoto-labo さすがは本職のマーケティング研究者。僕の議論にピシッとした背骨を入れてくれている。感謝感謝。 杉本氏が書いていることをベースに言えば、結局OL社長さんたちは、大括りのF1層をさらに突っ込んで調べてみることで、マーケティング的に有意な「サブ・セグメント」を見つけようとし、またそれをやろうとしているクライアントをサポートしようとしているのではないかと。また、その過程で、この年代層をさらに詳しく説明する新しい変数を見つけようとしている。そんな感じなのではないかと。 彼女たちはいま自分たちがF1層であるわけで、いろんなところで語られるF1層の特徴やイメージに少なからず違和感を感じているのではないかと思う。だからこそ、「自分たちのことは自分たちで語るわよっ!!」という動機がこの社内ベンチャーにはあるのだと推測する。それは僕もよく分かる。僕も上記した団塊ジュニア分析の仕事のなかで、「月刊アクロス」(すでに休刊。いまはWebアクロスがある)あたりでまことしやかで解説されていた団塊ジュニア像にどこか違和感を感じていた。 自分のことを自分の目で見て自分の言葉で語る。その自己言及のプロセスから生まれてくる「何か」には大いに期待したいと思う。 Posted by MK @ 11:26 AMCategory : Miscellaneous - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - これはちょっと奥が深いですね(笑)でも、俺はあんまり「ショートヘアが好き」とかないですよ。俺の男度が高いかどうかは疑問ですが…(-_-;) Posted by: k460 : February 12, 2005 01:19 AM- - - - - - - - - - ショートカットの妻を持つ私はどうなるんでしょうか? - - - - - - - - - - こんにちは。 まず、ソースは忘れたっていう、非常にありえない回答をせざるをえないことを許してください。 個人的には私もショートなので、(最近伸びてきちゃったけど)ショートがすきって言われるのはwelcomeなのです。 - - - - - - - - - - satoさん、コメントありがとうございます。 - - - - - - - - - - と思ったのですが、向こうでコメント投稿できないようです・・・。もしかしたら、もう削除してしまいました? なにはともあれ、まずは長澤まさみもOKということで、ホッと一安心しました。けど、その一方で、広末も結構好きな自分もいまして、どうしたもんでしょ・・・(笑)。 satokoさんもご自身で体験されている通り、実のところはショートカットは男性陣には「ウケ」が良いもんです。自立した女性、凛とした女性をイメージさせ、それでいて芯はとても女性らしい・・・。僕の周りにいる素敵なビジネスウーマンはほとんどショートカットです。 まあ確かにお色気ムンムンな女性が好きだという男性もたくさんいますが、僕に言わせれば、それこそまだまだ青いなぁと思ったりします(笑)。というわけで、これに懲りずに、僕は今後ともショートカットの素敵な女性を応援していきたいと思います!! Posted by: kakihara : February 14, 2005 11:35 AM- - - - - - - - - - また登場しました。 また来ますね。 Posted by: sato : February 14, 2005 12:43 PM |
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僕もショートカットの女性好きなので、ショックでした(笑
Posted by: タカヒロノリヒコ : February 11, 2005 02:53 PM