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August 24, 2004
『欧州出張報告』
久しぶりの欧州訪問から戻ってきた。8/19の夜に日本に着いたのだが、さすがにもう若くないので、時差ぼけや旅の疲れが完全にとれるまで3~4日かかった。 今回のメインの目的は、スウェーデンのファルケンベリ(Falkenberg)という場所で開かれていた学会に参加して論文発表をしてくること。この学会はスカンジナビア4国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)の情報システム(IS)分野の研究者たちが毎年各国持ち回りで開催しているものだ。 この学会には僕は今回で3度目の参加となる。というのは、僕の指導教官だったCarstenがスカンジナビアの人(デンマーク人)なので、その繋がりからこれらの国の研究者と大学院時代の早い時期からいろいろと交流させてもらってきた。当然この研究コミュニティにおいては、最初僕は完全なstrangerだったわけだけど、今ではだいぶ友達や知り合いも増えて、僕にとっては、ある意味研究のホームグラウンドともいえるぐらいになっている。今回も親しい友人にたくさん会えて懐かしかった。 また、今回はCarstenが学会のオープニングのキーノートスピーチをすることにもなっていた。Carstenは、このところこういった学会でのキーノートスピーチをする機会が増えているようだ。彼とは1年半ぶりの再会だったが、相変わらず元気一杯の人で、もともととオシャレな人ではあったが、ますますそのオシャレに磨きがかかってきたようだった。参考までに、キーノートスピーチの模様(1)、(2) (ただし巨大な画像ファイルなのでご注意)。 Carstenのスピーチは「Mobile Technology - Mobile Working」(PDFファイル)と題され、彼と僕と他3名で始めたモバイル技術とモバイルワークに関する研究プロジェクトをベースにしたものだった。僕はプロジェクトの途中で日本に帰ってしまったので、その後のプロジェクトの進展について色々分かってよかった。オーディエンスの反応としては、相変わらずのCarstenのenergeticで小ネタ満載のトークだったので、かなり良かったように思う。 2日目にはもう一人のキーノートスピーカーであるGeoff Walshamのスピーチもあった。彼は、解釈学的IS研究の第一人者であり、世界的にも著名な研究者だが、今回のスピーチのタイトルはすばり「Can We Make a Better World with ICTs?」(PPTファイル)。イギリス人独特のウィットに富んだ話しぶりで、ICTにかかわる現代の課題をうまく取り扱ったこれまたとても刺激的なスピーチだった(こちらも参考までにその模様)。 その後、学会は2日目、3日目とペーパーセッションとワーキンググループに分かれた各種ディスカッションが行われ、4日目のお昼に全日程が終了となった。発表されていたペーパーの内容やクオリティには少々不満なところもあったが、全体的には十分満足のいった学会参加だった。 今回この学会には、日本からは飛行機でまずロンドンに入り1泊した後、また飛行機でロンドンからスウェーデンのヨーテボリ(Gothenburg)に行って、そこから電車で南に1時間という長旅を経て参加した。ヨーテボリに訪れるのは今回初めてだったが、他のスウェーデンの街と同様、とても小奇麗な感じの街だった。この街にはまた何度と無く来ることになると思う。
帰りはそのまったく逆のルートで、またロンドンを経由して日本に戻ったわけだが、その行き返りそれぞれのロンドンでのトランジットの滞在のわずかな空き時間を利用して、ロンドン留学時代の日本人の旧友にも会ってきた。 行きのロンドン泊の際には、現在バーミンガム大学でリサーチフェローをしているT氏に会った。実は、T氏とは7月末にT氏が日本に一時帰国されていた際に京都で会っていたので、ほんの2週間ぶりぐらいの再会になる。ロンドン留学時代に僕は、このT氏や現在アメリカでAssist. Prof.になられたS氏と共同で、イギリス在住の日本人研究者の自主研究会を定期的に開いていて、そのころからT氏には大変お世話になっている。経歴的には完璧なエリートの方なのだが大変な気配りの人で、いつお会いしても大変気持ちの良い方である。 帰りのロンドン泊のときには、博士課程生仲間だったA氏と1年半ぶりに再会した。A氏はロンドン大学のUCL(University College London)でTown PlanningのPhDコースに在籍している。既に博士論文の全体のドラフトは書き上げたそうで、年内には終えられる予定だそうだ。A氏は僕と経歴や学問的バックグラウンドがよく似ていたこともあって、研究やそれ以外のことなど様々な場面で良い議論相手になってもらった。久しぶりに会って話に花が咲きすぎて、ヒースロー空港に行く時間を忘れそうになってしまった。 といった感じで、約1週間のあわただしい欧州の旅は、懐かしい面々にたくさん会えて、とても充実した内容だった。いまの仕事の感じでは、欧州にもそうそう頻繁には行けそうにないが、やはり年1回ぐらいは足を運んで、旧交を温めながら、研究の活力にしたいものである。まあ、あくまでも希望でしかないが・・・(溜息)。 Posted by MK @ 01:43 AMCategory : Research Permalink | Comments (0) August 07, 2004
『春学期終了!!!』
ようやく春学期の仕事が一段落した。講義は7月あたまで終わって、その後定期試験、採点、追試、などなど。2年目に入り、気分的にはだいぶ余裕を持って乗り越えられたが、新しい仕事も順調に増えて、時間的には余裕なんぞ全く無かった。 7月末には僕が担当している3年生のゼミではじめての夏合宿もひらいた。このゼミでは、4月から各自でeビジネスの新規事業プランをたてる作業を進めてきたのだが、学外のビジネスプランコンテストに応募することを前提に進めてきて、これが7月31日が応募締切だったため、この合宿で最終仕上げをすることになった。 最終プレゼンの前日は結局ほとんど全員が徹夜に近かったみたいだけど、みんなよく頑張ってくれたと思う。結局、相互評価と選考の結果、最終的に4つのプランをうちのゼミから応募することになった。結果がどう出るか、期待して待ちたい。と言うわけで、みなさん、本当にお疲れさま。 さて、僕としては、これから9月中旬までが、研究に集中できる貴重な時間となる。まずは、8/12~19に学会発表のためにスウェーデンに飛ぶ。そこで久しぶりに恩師のCarstenにも会うので、今後の共同研究について相談する予定。 戻ってきてすぐ東京に行き、各種打ち合せ。9月には論文を1本書き上げないといけない。翻訳企画も進めないといけないし、ある企業と行うプロジェクトも本格的にスタートしそう。秋学期には担当の専門科目「情報ネットワーク論」も始まるので、この準備もしっかりしないと。やることは山積みである。 では、皆さん、良い夏をお過ごしくださいませ。 Posted by MK @ 10:20 AMCategory : Miscellaneous Permalink | Comments (0) |
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