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March 06, 2008
『齢を重ねるということ』

本日おかげさまで誕生日を迎えることができました。35歳です。四捨五入したら40です。冗談抜きに完全にオッサンです。いまでは体が気持ちに全然着いていきません。まあ、そういう年齢だということですか。

この歳になると誕生日と言えども、何も特別なことはない。パーティーもなければケーキもない。職場には僕の誕生日を知っている人などいないので、会ってもいつも通りの挨拶をするだけ。

それが寂しいというのではまったくなく、普段の日とまったく同じなところが逆に心地よい。

さらに、今日はとても驚いたニュースがあり、あまりお祝いという気分でもない。

今朝、久しぶりに3つ年上の姉からメールが入った。お互い忙しくて最近ではほとんど会わない姉からの誕生日祝いメールなわけだが、そのメールに書いてあったことが衝撃だった。

僕がロンドン留学していた頃、姉の職場の同僚で、ロンドン駐在していた方を紹介してもらった。僕自身はじめての海外留学で右も左も分からない状態で、姉もさすがに気にかかったらしく、ロンドンに駐在している同僚がいるから世話になったらと紹介してくれたのだ。その方はFさんというのだが、奥様と一緒にロンドン駐在されていた。

事実、僕ははじめての海外生活、はじめての留学で、いろいろと不安なこともあったのだが、そのFさんご夫妻にはとても良くして頂き、家に招いて頂いたり、レストランの食事に誘ってくれたりしてくれた。大学の寮から別のフラット(いわゆるアパート)に引っ越す際には車を貸してくれたりもした。Fさんご夫妻は僕とほぼ同年代で、僕にとって異国の地で本当にお世話になった最初の人たちだった。

そのFさんの奥様が癌で亡くなった。そう姉のメールに書いてあった。

Fさんの奥様は、とっても明るくて朗らかで素敵な人だった。あまりに素敵な人だったので、正直Fさんを羨ましく思っていた。その奥様が亡くなられたというのは、僕にとって大きなショックと驚きだった。

今日、僕もひとつ歳をとったわけだが、こうして齢を重ねるたびに健康というものの大切さが本当に身にしみて感じられる。また同時に、自分は「いま」を本当にしっかりと生きられているのかという思いを痛切に感じる。

今日、あまりに普段どおりの誕生日だったわけだが、その普段どおりの生活のなかでも、少しなにか新しいものも感じられた日だったような気がする。

そんな35回目の誕生日でした。

Fさんの奥様のご冥福をお祈り致します。

Posted by MK @ 10:32 PM
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December 21, 2007
『気がつけば年の瀬』

エントリーが随分と空いてしまった。2003年2月から続けている本ブログだが、1本もエントリーがない月はなかった。どんなに忙しくても少なくとも月に1本は何か書くようにしていた。

しかし、先月11月は本当にどうしようもなく、書けなかった。書く時間は作れたと思う。けど、書けなかった。

僕の生活のなかで、今年の夏頃からいろんな変化が生まれ、それが10月以降、良い方向にも悪い方向にも勢い良く転がり始めた。さらには、本業も副業も雑用も、あらゆる種類の仕事が怒濤のように押し寄せ、僕を飲み込んだ。

正直、キツかった。

夏以降、いろいろと大変になるだろうとは予想はしていたし、それなりの準備と心構えもしていたつもりだった。しかし、予想はいとも簡単に裏切られた。誇張無しに、身も心も限界に近かった。いや、超えていたかもしれない。意図せずとも結果的に多くの人に迷惑をかけてしまったことが、さらに僕を苛んだ。

そして、気がついたら年の瀬になっていた。

ようやく状況も少し落ち着いてきた。と思う。

ここで、年末にありがちな「今年を振り返れば・・・」という調子のエントリーでも書ければ良いのだが、今年はいろんなことがあり過ぎて、今は振り返る余裕はまだない。ひとたび振り返れば、いろんな思いが複雑に絡み合いながら僕を襲うに違いない。なぜかそう思えて、振り返るのが正直怖いのだ。

振り返るのはもう少し先にさせてもらえませんか。

誰にお願いするわけではないのだが、なぜか無性にこう言いたい。

一昨日、ゼミの忘年会を開いた。毎年この時期に3年生ゼミと4年生ゼミ合同で忘年会を開いているのだが、今年はいろんな意味で特別な忘年会になった。

これまでも僕はゼミの学生たちには本当に恵まれてきた。自分が教えている以上に多くのことを教えてもらってきた。しかし、今回ほど、僕自身が学生に救われたことはない。これも、間違いなくひとつのシアワセのかたちなのだと、いま心の底からそう思える。

そんな2007年の年の瀬です。また来年。


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ゼミ生の皆さん

先日の忘年会で皆さん一人一人が僕に贈ってくれたメッセージ。本当に嬉しかったです。本当に勇気づけられました。本当にごめんなさい。そして、本当にありがとう。

皆さんがくれた言葉ひとつひとつが、どれほど僕を救ってくれたか、皆さんは想像できないでしょう。お礼を言わなければいけないのは僕のほうなのに。謝らなければいけないのは僕のほうなのに。

あともう少し。けど、これからもずっと。よろしくお願いします。

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Posted by MK @ 11:08 PM
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October 05, 2007
『全ての大人達へ:Did you know?』

少し前に話題になっていた映像。タカヒロさんのところで日本語訳のYouTube版が紹介されていたので、ここでも遅ればせながら。

教員・研究者ならずとも、全ての大人達必見。未来を作るのは、いまの子供達なのだから。その子供達に我々は何をしてあげられるのだろうか。

その責任は重い。

Posted by MK @ 08:54 PM
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September 09, 2007
『「いまここ」の尊さ:DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007』

今年の夏は本当に音楽漬けの毎日であることは先日もお伝えしたとおりだが、その最後を締めくくるに相応しいイベントに昨日行ってきた。

オリンピックでもサッカーワールドカップでもない、4年に一度の祭典。史上最強の移動遊園地。そう。DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007である。

あれは高2の夏だったろうか。ラジオから流れてきたなんとも軽快なメロディと艶やかな歌声とチャーミングな歌詞。それは彼らの曲「うれしはずかし朝帰り」だった。当時ドリカムは大阪ではそこそこ人気があったのだが、全国的にはまだブレイクしていない頃だったと思うが、その比類無き楽曲のセンスと吉田美和の歌声にすぐさま惹き込まれた。

それからもう17年。随分と時が経ってしまったが、僕はずっとドリカムファンだった。彼らが全国的にブレイクした後、なぜか一時彼らの曲を聴かなくなってしまった時期もあったのだが、2005年の「何度でも」でふたたび僕のドリカム熱は完全復活した。

そんなドリカムが「史上最強の移動遊園地」と銘打って1991年から4年に一度開催してきたライブイベントがこの「DREAMS COME TRUE WONDERLAND (DWL)」だ。

彼らのライブパフォーマンスの素晴らしさは誰もが知るところだが、実は僕はドリカムファンでありながら、一度もライブには行ったことはがなかった。というのも、とにかく4年に一度なので、そもそもチャンスが少ない。前回の2003年も行こうかと結構悩んだのだが、仕事がバッティングしてしまい泣く泣く断念した。

実は今年も直前まで行こうかどうしようかかなり悩んでいた。正直30代半ばにもなってライブなんて結構思い切らないと行けないもんである。けど、これを逃すとまた4年後である。そう思うと、ノリと勢いで行くしかないと思い切って今回はじめての参加を決意したのが8/30。それから某ヤ○オクさんにお世話になり、9/8の京セラドーム大阪での公演のチケットをなんとか確保。思いのほか良い席が取れたこともあり(アリーナのかなり前列)、公演前日はまさに遠足前日の幼稚園児状態だった。

そして、いま。1日経ったいまでも、あの感動をどう表現していいのか分からないままでいる。

この思いを言葉で表現しようと何度も試みるのだが、少しでも思い出そうとすると、目の前をドリカムの2人が駆け抜けた情景や京セラドーム大阪の4万人が揺れたあの情景が頭いっぱいに怒濤のように広がってきて、どうにもこうにも言葉に綴ることができないのである。

こんなに感動したのはいつ以来だろう。目の前で吉田美和が歌う「未来予想図II」を聴きながら、気づいたら僕の目から汗が滝のように流れていたのは言うまでもない。

あの日、僕の目に映るドリカムは、あの瞬間、他のどこでもない、あの場に存在した。CDやDVDから流れる音や映像ではなく、いま目の前で彼らが奏でる音を耳にし、あの空気を肌で感じた。そして、二度と再現できないあの経験を僕にもたらしてくれたのである。この「いまここ」に存在することの尊い意味を、僕は改めて実感した。

先日のエントリーでも触れたように、音楽や映像の領域はいま大きく変化しつつある。特に、デジタル化・ネットーク化の恩恵を一番強く受けて、ビジネスの領域そのものが大きく変わりつつあるのが現代の音楽・映像ビジネスである。音も映像も、多様なlocationやoccasionで消費されるようになったわけで、そこはある意味、時間軸や地理軸の存在がどんどんと薄れていってしまっているようにも思える。

しかし、何千年も前からずっと音楽というものは、「生」の人が奏でる「生」の演奏を「生」でその場で鑑賞するものだったわけであって、その瞬間、その場でしか味わえないlivelinessが音楽の醍醐味だったわけである。「いまここ」で生まれるliveliness。その刹那のような儚い感覚。しかし、その重みと深み。そんな当たり前だが原初的な音楽の素晴らしさを、いまさらになって感じたわけである。

いま「ユビキタス化」と呼ばれる社会のデジタル化・ネットワーク化の大きな流れのなかで、「いつでも・どこでも(anytime, anywhere)」が重要且つ価値あるものだと言われてきた。この流れは今後もどんどん進んでいくだろうし、そうしたほうが世の中の様々な領域の利便性や生産性が上がるのも間違いない。しかし、その一方で「特定の瞬間に特定の場所で(particular time, particular place)」の価値も相対的にますます大きくなってきているのも逆の真理であろう。

「いまここ」に存在することの価値。時間と場所の流動性に強く抗うことで生まれる価値もまたこの時代において重要な意味を持つ。先日京セラドーム大阪という「場」でドリカムと他の4万人の来場客とともに僕が共有することのできたあの3時間半という「時間」は、他のどんな「場」や「時間」とも代替することはできない。あのライブの映像が後にDVD化されてそれを見たとしても、あの日僕がこの体全身で体験したあの「いまここ」は、もう二度と感じることはできないのである。

そんなライブイベントの素晴らしさを、今回は本当に堪能することができた。思い切って行ってみて本当に良かった。ありがとうドリカム。この感動を胸に、明日からもまたがんばれそうです。次のDWLは2011年か。うん。また行こう。

自宅PCのiTunesから流れる「何度でも」を聴きながら♪


Posted by MK @ 11:21 PM
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August 22, 2007
『ここまできたらもう推すしかない:Perfume』

今回のエントリーは正直自分でもヤバいと思ってる。けど、もう我慢できない。

これまで何度もここに書こうとしてきて、寸前で思いとどまってきたネタ。そう、それはPerfume。えっ、Perfumeを知らない? ぶっちゃけ、テクノポップアイドルグループです・・・。三十路半ばの身ながら、恥を忍んで今回彼女たちを応援してみたい。

昨年あたりからアキバ界隈では人気が出てきていたけど、最近になって公共広告機構(AC)のTV-CMに起用され(以下の動画参照)、さらに先日8/11のサマソニにも参加し、まさに「大ブレイク目前?」といったところ(本当か?)。


このTV-CMでかかっている新曲、「ポリリズム」のPVが今日8/22からYahoo!動画のPerfumeスペシャルサイトで公開になった。それ以前の曲のPVも含めてぜひご覧あれ。また、ケータイの着うた配信も同日始まった。CDの発売は9/12なのだが、このようにネット動画配信や着うた配信によるティザー(発売前)プロモーションは最近では当たり前になりつつあるようだ。

これまで新曲のティザーといえばFMラジオの音楽番組で流すのが常套手段だったが、ネットはこれを完全に食ってしまった感じだ。ティザー・プロモーションに限らず、音楽コンテンツビジネス全体のマルチプラットフォーム化(CD、PC配信、モバイル配信)がどんどん進んできている。このブログでも扱った宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」の大成功がそれを如実に示している。

とまあ、そんな堅い話に抜きにしても、Perfumeにいま僕は激ハマり中。Perfumeファンを公言する木村カエラも言うように、そのシンプルなメロディーと電子音満載のアレンジは、どこか懐かしく、また同時に新しくも感じられる不思議な魅力を持っている。サウンドプロデュースは、Capsuleの中田ヤスタカ。かつて、Howard Jones、Depeche Mode、Erasure、Scritti Politti、Chemical Brothersなどにハマってきた僕が彼の紡ぎ出す音に心くすぐられない訳がない。

こうした古くて新しい音楽を、3人の今時のカワイイ女の子たちが爽やかに歌っているという、このなんとも言えないシュールなミックスが堪らない。最早彼女たちのファン層の年代ですら80年代のテクノミュージックを知らない人がほとんどだろう。けど、そんなことはどうだって良い。僕のようなオッサンが若干ノスタルジックになりながら今時のアイドルグループにハマっても良いぢゃないか。

このPerfume、確かにブレイク目前(もしくはそのかなり近く)まではきているようだ。ここで突き抜ければ今年の紅白も夢じゃない? とうわけで、今まで人目をはばかりながらも密かに注目してきたこのPerfume、今後はofficialに(?)応援することを宣言させて頂きます!!


 

Posted by MK @ 11:33 PM
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June 06, 2007
『川を渡る女(心理テスト)』

はしかで全学休校になって、ここぞとばかりに溜まっていた仕事をこなす毎日なのだが、ウェブで見つけて息抜きでやってみた心理テストが意外に考えさせられた。

++++++++++

川を渡る女


  • Lさんは川のこちら側にいる。恋人のM君が川向うにいる。

  • LさんはM君のところに行きたいのだが、橋が流されていて渡ることができない。

  • 舟を持っているB君にたのむと、100万円出さなければいやだという。

  • Lさんはあきらめて、同じく舟を持っているS君にたのむ。S君は体を要求する。

  • どうしてもM君に会いたいLさんはS君に体をあたえ、川を渡る。ところがM君はLさんのしたことに怒って、Lさんを捨ててしまう。

  • 悲嘆にくれるLさんの前にH君がやって来る。H君は、一部始終を見ていたといってM君を非難し、「よかったら僕と暮らしましょう」といってLさんを家に連れて帰った。


【質問】さて、Lさん、M君、B君、S君、H君の5人を悪いと思う方から順番をつけるとどうなるか?

++++++++++

というもの。有名な心理テストらしいのだが、僕は初めて見た。

心理テストの中身だが、それぞれの登場人物(L/M/B/S/H)につけた順位は、このテストの被験者の中で高い位置を占めている価値の順位を表しているそうな。そして、それぞれの登場人物のアルファベットがそれぞれ価値を示している。

L……Love
M……Moral
B……Business
S……Sex
H……Home

例えば、Lさんが一番悪いと思ったなら、逆にLoveを一番大事にしているということらしい。大事なものほど裏切られると傷つくということか。確かにそうとも思うけど、これは何か心理学的に実証されていることなのだろうか。知っている人がいたら教えてくださいな。

ちなみに、僕の結果は・・・・

M > L > H > S > B

でした。あれっ、僕ってそんな倫理意識が高くて愛を重んじる人だったっけ。う〜ん、そういうことにしておこう。

皆さんはいかがでしょうか? 息抜きがてらやってみてください。結果はぜひ下のコメント欄にどうぞ(笑)。

Posted by MK @ 06:35 PM
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May 19, 2007
『かへ』

今月もこのままだとエントリーゼロかもしれない危機なので、とにかく何かひとつ書こうと思っていたら、思いがけず素敵なものに出くわしたので、ぜひ紹介したい。

かへ


最後、気がついたら目から何か流れてました。ほんと最近涙腺ゆるくて困る。

実はこれ、マンガを使ったプロダクトプレイスメント広告を企画・制作する「クチコミック」というものらしい。なかなかうまくできている。それよりも何も、純粋に物語が秀逸。なんの違和感もなく読めてしまう。

こんな素敵なストーリーに不意に出会えるのもウェブの素晴らしいところ。ありがとう。

また仕事に戻ります。

Posted by MK @ 02:20 AM
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October 17, 2006
『Seth Lakeman - The White Hare』

なんだか妙に忙しい毎日。 本来であれば、Google/YouTubeのことでも書かないといけないんだけど、それはまた次回にでも。

今回は100%趣味のエントリー。いつも研究室ではVirgin RadioのネットラジオをPCからかけっぱなしにしているんだけど、ここ最近のヘビーローテーションでかかっているSeth Lakeman(セス・レイクマン)というイギリスのアーティストの"The White Hare"という曲に激ハマり。ネットで検索しても国内ではほとんど紹介されていないアーティストみたいなので、ここでぜひご紹介したい。

Seth Lakeman

lakeman.png


哀愁漂うメロディーに乾いたSethの声が重なる。叙情的な歌詞も相俟って、遠い昔に読んだことのある懐かしい絵本でも見ているような気分になる。

この感じ、どこかで似たような曲があったようなと思っていたら思い出した。僕のalltime favorite、Simply Redの"Holding Back The Years"だ。この曲には20年ほど前(!)にハマりにハマったわけなのだが、この曲に魅せられたあの時の感じに良く似ている。

というわけで、一気に気に入ってしまったSeth Lakemanなわけだけど、その後調べてみたら、この人、音楽一家に生まれて小さい頃から活動をしてきた人のようで、なんとバイオリン(フィドル)を弾きながら歌うという芸当を見せてくれる。これがまた本当に素敵な曲。

いま、アメリカの音楽チャートは似たような曲が多くて退屈なんだけど、イギリスの音楽の魅力は、こうした良質の曲を提供してくれる人たちにも、(いつもじゃないけど)きちっと光を当ててくれるところ。この彼も、昨年のMercury Prizeにノミネートされて注目されるようになったようだ。イギリスのミュージック・シーンのこういうところが本当に好き。

Seth Lakeman。日本ではまだあまり知られていないみたいなので、ここで本当に微力ながらpromoteしてみたいと思う。ぜひ聞いてみてください。

【注】このエントリーは著作権侵害を意図して書かれたものではありません。問題がありましたらすぐに対応しますのでメールでご連絡ください。

【追記 2006.11.12】
YouTubeの映像へのリンクをはずしました。今までいろいろ考えたうえでリンクを張ってきたのですが、今またいろいろ考えたうえではずしてみました。ご容赦ください。

Posted by MK @ 08:58 PM
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September 24, 2006
『高速消費経済から「文化」は生まれるか - 東京カワイイ★ウォーズ』

久しぶりに刺激的なNHKスペシャルを見た。つい先ほどOAされていたNHKスペシャル「東京カワイイ★ウォーズ」である。僕はただ新聞のテレビ番組欄に載っていた「エビちゃんの一言が社運を握る!」というコピーに引かれてミーハー的に見ようと思っただけなのだが、予想外に充実した内容に嬉しい驚き。さすがはNHKスペシャル。

NHKスペシャル「東京カワイイ★ウォーズ」

製品の品質やブランドのネームバリューより、「かわいい」と感じたものをその場で消費するようになった女の子たち。そんな女の子たちが消費者代表となったファッション業界では、いま、長年の作り方や売り方を根本から問い直すような変革が始まっている。アパレルのプロを排除して企画されるデザイン。年々短くなる流行サイクルに対応するための超ハイスピード生産。実際の店舗を持たず、24時間女の子の消費をキャッチするネット販売の出現…。こうした動きに対応できなければ、たとえ老舗といえども生き残りは困難。数々のアパレルの名門が、いま女の子たちの「かわいい」という評価を求め始めた。

番組の内容のコアは、現代日本の若い女性が追い求める日常感あふれるファッション「リアルクローズ(real clothes)」と、パリに代表される欧米の長いファッションの歴史をもとに日本でも育まれてきた「モードファッション」の鮮烈な対比である。番組での描かれ方としては、今まさにダイナミックに躍動する前者と、それに脅威を感じ時代とのギャップに苦悩する後者という対比である。

渋谷109エビちゃん東京ガールズコレクション。これらに共通するキーワードは「カワイイ」。このマジックワードが徐々に現代の女の子文化の中心に据えられるようになったのは90年代後半くらいからだろうか。いまの10代・20代女性向けファッション業界はこの「カワイイ!!」という声をゲットするために日々様々な努力をしている。この努力が凄まじい。

番組で取り上げられていたのは、渋谷109内のアパレルショップの競争である。週単位で店頭の商品をどんどん入れ替えて、消費意欲満点の若い女性を常に飽きさせないようにする。そのために常に新しい商品の企画と開発をものすごいスピードで行っている。商品の企画から製造を経て店頭に並ぶまでなんと2週間。しかも、商品の企画やデザインは専門のデザイナーではなくギャルというお店もある(といっても普通のギャルではないが)。

よそ行きの気取ったファッションではなく、普通の女の子の日常をストレートに表現したファッション。それはいま「リアルクローズ」と呼ばれ、注目を集めている。若い女性に絶大な人気を誇るケータイサイト「girlswalker.com」を運営するゼイヴェルが主催する巨大ファッションイベント「東京ガールズコレクション」。つい先日9/3(日)に代々木体育館で2万人の女の子たちを集めて盛大に開催された。これはまさに「リアルクローズの祭典」だ。

エビちゃんをはじめとした女の子たちの憧れのモデルたちが自分たちでもちょっと背伸びすれば着られそうなカワイイ服を着て颯爽とステージを歩く。その姿はリアルタイムで続々とサイトで紹介される。そして、観客席の女の子たちはその場でケータイからイベントのサイトにアクセスして、ステージのモデルたちが着ていた服をその場ですぐに買っていく。イベント当日たった1日でのケータイサイトでの売り上げは2000万円を超えたそうだ。

若い女の子たちのなかでいま何が「カワイイ」かを肌で感じ、それを素早く具現化し、すぐに世の中に発信していく。現代の若い女性向けのファッションビジネスは、このスピード感が無ければ生き残りは難しい世界になってしまったようだ。

その一方で、これまで日本のファッション業界を支えてきた老舗の企業やブランドは苦戦を強いられている。特に、有名デザイナーが前面に立ってショーやコレクションで最先端のファッションを発表していく「モードファッション」は、時代の流れとの不調和を切実に感じているようだ。

パリ、ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、東京が世界の五大プレタポルテ・コレクションだが、ここで発表される有名ブランドのファッションはまさに現代のファッションの「モード」を作ろうとする。素材やカラーのトレンドチェックから始まり、実際のデザイン、コレクションでの発表、そして商品化まで、ざっと1〜2年かかるそうだ。この時間軸のなかでデザイナーは腕を振るい芸術としてのファッションを作り上げてきた。

しかし、このゆったりとした時間軸が上記したような現代の若い女の子たちの感覚にはまったく着いていけないのはあまりに明らかである。有名ブランドであることや個性的なデザインであることより、女の子たちが素直に等身大の「カワイイ」を感じられるものが売れる。そして、その「カワイイ」は日々刻々と変化していく。

今月の「リアルクローズの祭典」と同時期に、実はもうひとつ大きなファッションイベントが行われていた。官民が一体となって日本のファッション・繊維業界を盛り上げるべく開かれた「日本ファッション・ウィーク」である。20年続けられてきた東京コレクションもこれに拡大して引き継がれ、まさに「モードファッションの祭典」となった。しかし、注目のファッションショーはバイヤーやジャーナリストなど関係者のみのクローズドイベントで、2万人の一般の女の子たちを集めたもう一方の祭典とは対照的だ。

コシノヒロコ氏は日本を代表する世界的ファッションデザイナーである。その彼女のインタビューが番組であった。そこで彼女は、「カワイイ」というキーワードで描かれる現代の高速ファッション文化を否定こそしなかったが、少なからず苦々しく思っているようだった。録画していなかったのでコメントの詳細はうろ覚えなのだが、「流行りを追いかけ次々とコピーを生み出していくファッションは、いまのビジネスとしては成功しているが、長い視点でファッションという文化やビジネスを見た場合、長続きしないだろう」というような趣旨のことを述べていた。

日本のオリジナルを作りたい」と40年以上日本のファッション界を牽引してきた実績の上で語る言葉には間違いなく重みはある。ただ、10代・20代の女の子マーケットに限って当てはめてみれば、この彼女の言葉はたちまち空虚なものになってしまう。

確かに有名デザイナーが華やかに創り上げるプレタポルテ・コレクションがファッションを牽引してきた時代はあった。しかし、ファッションが芸術性、作品性を追い求めるようになり、それを駆り立てるコレクションの制度が出来上がっていった過程で、街の女の子たちの素朴な欲求はどんどん忘れ去られていったのかもしれない。

番組のなかで、「日本ファッション・ウィーク」の実行委員でイッセイ・ミヤケ社長の太田伸之氏が、「東京ガールズコレクション」を主催するゼイヴェルの社長・大浜史太郎氏にアプローチし、今の女の子たちを熱狂させる秘訣や仕組みを少しでも学ぼうとする姿が描かれていた。太田氏は実際に「東京ガールズコレクション」のイベント会場に足を運び、観客席からこのイベントの熱気を感じようとする姿には、今のモードファッション界に対する彼の危機感がまざまざと現れていた。

番組制作の方向性としては、現代の「カワイイ」追求型ファッションビジネスをポジティブに描き、従来のモードファッションビジネスの時代についていけない姿を多少ネガティブに描こうとする意図が見えたのだが、この高速消費経済のなかで繰り広げられる「カワイイ★ウォーズ」の行く末には、ファッション業界の明るい未来が待っているのだろうか。

街中には「エビちゃん Wannabe」が大量にあふれ、ファッション雑誌片手にケータイで服を買う女の子が不思議でない今の世の中。目紛しく移り変わるファッションのトレンドに追い立てられるように服を買い続ける女の子たちには、まさにファッションそのものが「消尽」されていくかのようである。コシノヒロコ氏が抱く疑念もここにあるのだろう。

現代の若い女性のファッション消費は、大きなファッションの芸術性や作品性は背後に押しやられ、「カワイイ」という記号のもとで、個人それぞれが小さな物語を形成するのみである。東浩紀氏が言うところの「データベース消費」の図式にとてもよく当てはまる、こうした刹那の時間軸のもとファッションを高速に消費する現代の女の子の生活のなかで、「意味」を与えてくれるのは「表層の小さな物語=カワイイ!という感覚」だけなのだろう。

ファッションのことについてはまったくの素人の僕ではあるが、ファッションは「アート」と「ビジネス」の間の緊張感のなかで生まれることではないかと勝手に考えている。文化性と経済合理性の相克とも言ってもよいかもしれない。コインの両面のようで、片方を見ようとすればもう片方が見えなくなってしまう。しかし、コインには表裏があり、どちらか一方ではない。

経済合理性の面では、「カワイイ★ウォーズ」は現代のファッションを取り巻く社会環境を鑑みればひとつの解答であることは間違いない。ただ、この高速消費経済が、これまでにない新しいファッションの「文化圏」を作ってくれるのだろうか。エビちゃんもいつかは消費され尽くす。問題は、その後に第二のエビちゃん、第三のエビちゃんがしっかりと生まれてこの高速回転する経済圏を支えつつ、これまでのファッション業界にはない新たなファッションの価値や意味などを提示できるのかということである。

はっきりしているのは、ファッションの文化子=ミームが生成される仕組みは明らかに大きく変わったということだ。これまでのファッションのプロ集団によって創られてきたファッションの様々な文化子は、現代の女の子たちのハートには徐々に響きにくくなった。「カワイイ」という得体のしれない目標に向かって、ファッション業界は今後しばらくは様々な試行錯誤が繰り返されるのだと思う。

僕もミーハー的ファッションウォッチャーとして眺めていきたい。

Posted by MK @ 10:38 PM
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September 11, 2006
『9.11』

今日はもう一件エントリーしておこう。

もう、5年も経ったんだ。遠い昔のことのように思える。

5年前の今日、僕はまだロンドン留学中だった。この日は朝からSupervisorのCarstenと一緒に外部の共同研究者とずっと打ち合わせをしていた。午後になってもずっと部屋にこもって打ち合わせをしていたのだが、夕方に近づこうとしていた頃、何やら学内がざわついてきた。

学科の事務スタッフの女性が慌ただしくノックをして部屋に入ってきて、「なんかアメリカで大変なことになってるわよ。知り合いとかニューヨークにいるんならニュースを見たほうが良いわ」と。

そろそろ打ち合わせも切り上げるかというタイミングだったので、研究の話を急いで取りまとめて、打ち合わせ終了。そして、Carstenと一緒に学内のPub(いわゆるバーである)に行くと、中にいる全員がなんとも言えない悲壮な顔でじっとテレビの画面を見つめている。

まだ様子が分からない僕とCarstenは近くにいた男性に「何が起こったんだ?」と聞くと、NYのWorld Trade Centerに旅客機が突っ込んだとのこと。「そんなバカな」と思った。そうしているうちに、なんともう一機突っ込んだとのBreaking newsがテレビ画面に飛び込んでくる。店内の方々で悲鳴とも溜息ともつかない声が響いてくる。「テロだ」。誰かが叫んだ。

いま思い出しても、本当に現実感の無い出来事のように思える。現実のニュースなのか、ハリウッド映画の一シーンなのか、頭ではすぐに整理できなかった。しかし、残念ながらそれは「現実」だった。

アメリカだけではなく、イギリスも例外ではなかった。その後、僕が帰国してからだが、まさに僕が通っていたロンドンの学校のすぐそばの地下鉄の駅でテロによる爆破事件があった。幸いにして、僕の友人・知人はみんな無事だった。けど、自分が暮らしていた街でテロがあった。そのことだけで、僕にとってのリアリティーは十分過ぎるくらいだった。

しかし、5年経ったいま、どうだろう。あれほどのリアリティーですら風化してしまったのか。誰一人として無関係ではないはずなのに。いや、僕自身ですらあの出来事は「遠い昔」に思えるようになってしまった。

JICAで働いている僕の同級生は、いまイラクの復興のために隣国のヨルダンで働いている。先日その彼が一時帰国していたので久しぶりに会った。5年前の今日をきっかけに始まった世界の激動の中で生まれた世の中の歪みと傷跡のど真ん中で彼は働いている。彼にとっては、9.11は過ぎ去った出来事なのではなく、いまだ目の前にある「現実」なのである。

この歳になると、時間が経つのが本当に早く感じられる。忙しない毎日のなかで、どうしても忘れていかないと精神的にキツいことも少なくない。けど、時間が経っても時々振り返って考え直さないといけない出来事って、長くて短い人生の中でもいくつかはあると思う。

今日もそんな日なのだろう。

Posted by MK @ 11:04 PM
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August 13, 2006
『遠い日の夏 - 「時をかける少女」』

外は夏真っ盛りだというのに、毎日研究室にこもってお仕事。もちろん仕方ないんだけど、やっぱり少しは気分転換もしたくなる。鬱屈した気分を少しでも紛らわそうと、思い立ったように今朝一人で映画館に行ってきた。

狙いはただ一つ。ジョニデでもゲドでも日本沈没でもなく、筒井康隆原作の名作短編小説を劇場アニメ化したあの映画。そう、「時をかける少女」だ。

「時をかける少女」公式サイト

お盆休みに30過ぎのオッサンが、しかも一人でアニメ映画を見に行く。もうこれほんと、テラヤバス。一人でアニメ映画に行くなんて、小学生の頃に見に行った「ガンダムIII - めぐりあい宇宙」以来ですよ。けど、見に行って本当に良かった。Yahoo!ムービーの作品ユーザーレビューで堂々の1位(2006.08.13 時点)にいつわりはなかったです。

けっして大作ではないけど、まさに佳作という言葉がぴったり。内容については、ネット上でいろんな方々がレビューしているのでここでは省くが、いろんな人がそれぞれの思いや経験を重ねられるシンプルでストレートな作品になっている。

どんなに時を超えられても、「今」という時は目の前にしかない。その「今」の大切さに気付き走り続ける主人公の姿に、若い人はまさにこの瞬間を刻む青春の日を重ね、僕を含め年をとった人は記憶の彼方の遠い日の夏を思い映す。エンドロールが流れ終わって館内が明るくなった時、僕の隣で見ていた高校生と思われるカポーが手をつないで涙しているのを見て、僕もどこか心が洗われるような気がした。

この映画、いままさにネットの口コミで人気が広がっていて、僕もそれに刺激を受けたクチだが、そうした評判の伝播にも素直に頷ける。1983年に公開された原田知世主演の劇場版を知っているオッサン層には、心憎い演出がいくつもある。僕は原田知世版はうろ覚えなのだが、それでも「あっ、このシーン!!」ということが何回かあった。今回のアニメ版のストーリーは、この原田知世版の続編にあたるのだが、原田知世版を知らなくてもまったく無理の無い素晴らしいストーリー展開となっている。

この映画の素敵さは、本当に誰かに教えたくなる。大ヒットしている映画なら自分が教えなくても周りも既に知っているものだが、この映画は上映館が少ないだけに、「この映画、なかなか良かったよ。見に行ってみたら?」となぜか無性に人に薦めたくなる。それも、超プッシュで教えるのではなく、何気なくサラッとという感じで(笑)。

この暑い夏、ちょっと映画館で涼んでみようというなら、この映画をオススメします。僕が見に行ったのは、109シネマズHAT神戸というところ。駅から離れていてちょっと不便ですが、車で行けば駐車場は3時間無料ですし、結構空いているキレイな映画館なのでオススメです。

最後に、奥華子さんが歌うこの映画の主題歌と挿入歌がとても良いです。両方とも歌詞が映画のなかで主人公が言えなかった思いを表しているようで、主題歌「ガーネット」が流れる最後のエンドロールの際には、奥華子さんの切なく澄んだ歌声にも魅せられて、エンドロールが終わり切るまで僕を含め誰一人席を立てませんでした。この歌は、映画を見た人なら何度聞いても胸がキュンとなるはずです。

時をかける少女」、上演館がそんなに遠くない人はぜひ足を運んでみてください。映画を見終わって外に出た時、この胸苦しくなるような夏の暑さが、どこか懐かしく感じられ、ちょっとだけ心地よくなった気がするのは僕だけではないはずです。


【関連ニュース】

●「みずみずしく青春描く - アニメ映画『時をかける少女』」by asahi.com

●「ネットの口コミで大ヒット?『時をかける少女』は連日超満員!」by Yahoo!ニュース

●「中年男号泣のワケ…アニメ映画『時をかける少女』 」by ZAKZAK

●「骨格がシンプルな物語は何度でも繰り返すことができる - 筒井康隆」by R25.jp


【追記 8/14】
この映画の口コミでの人気の広がりを、大西宏氏がバズ・マーケティングの視点から整理してくれている。やはり良い映画であれば、興行的にも「そこそこ」は成功してもらいたいというのが正直な気持ちである。

Posted by MK @ 01:44 PM
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June 23, 2006
『Take a Chance on You - アンジェラ・アキ』

久々に趣味オンリーのブログエントリーでも。

数ヶ月前、車のラジオから流れてくるこの曲に無性に惹き付けられた。某アイドル歌手ではないが、「ビビッときた」感じ。アンジェラ・アキの「心の戦士」という曲だ。

まず曲のタイトルが渋い。「戦士」とくれば「機動戦士ガンダム」とくる世代としては、この宇宙のロマンを無性に感じさせるタイトルで掴みはオッケー。さらに、アンジェラ・アキという名前。このどっちが名字か名前か分からない感じがフワフワしててたまらない。極めつけは、そのメガネっ子+ハーフという強烈なビジュアル。このお姉さん、僕のハートを一瞬で鷲掴みにしました。

その彼女が最近待望の初アルバムを出した。これはmust buyだなと思いつつ、YouTubeで彼女の映像をいろいろ漁っていたら、NHKの「トップランナー」というトーク番組に彼女がゲストとして出演している映像を見つけた。

彼女の怒濤のトークに僕はふたたび瞬殺。メガネっ子+ハーフのビジュアルから関西のオバチャンのようなトークが繰り広げられる映像にはもはや芸術性さえ感じる。しかし彼女、本当に頭が良い人なんだと思う。ここまで滑らかなトークをするシンガーもなかなかいないだろう。

この彼女のトークのなかで、本当に心に響くエピソードがあった。

アメリカの大学を卒業した彼女は、音楽の道に本格的に進みたいと思っていたのだけど、夢と現実の狭間で悩み、結局はある会社で秘書の仕事をすることになった。昼間はオフィスで仕事、夜はライブ活動をする生活を続けていたのだが、会社の上司や同僚も時折そのライブを見に来てくれていたそうだ。しかし、そんなどっち付かずの状態に彼女はずっとストレスを感じながら生活していた。

ある日、時々ライブに来てくれていた彼女の上司に呼び出されて行くと、突然上司が「アンジェラ、あなたはなぜこの会社で働いているの?」と聞いてきたそうな。それに対して煮え切らない返答をしていた彼女にその上司は、「もっと自分に賭けてみても良いんじゃない?」と。

Take a chance on you. 「自分に賭ける」。

その言葉に彼女は突き動かされて、2週間後にその上司に会社を辞めて音楽の道に進むと告げると、その上司は一言、「君がそれを言う日を待っていたよ」と。

ここから彼女は一気にスターダムへの道を駆け上がっていく・・・、わけではない。現実は厳しく、ウェートレスをしながらバーでのライブ回りをするアメリカでの長い下積みを経て、ようやく昨年日本で本格デビューするまで長い長い年月がかかったわけなのだが、彼女はこの時の会社を辞めて自分に賭けてみるという決断が、自分が自分の夢に一番グッと近づいた瞬間だったと言う。

この他にもこのトップランナー出演時の彼女のトークは心に響くエピソードがいくつも出てくる。自分の夢に賭けて、辛い現実に打ちのめされそうになっても、ぐっと目をつぶって瞼の裏に輝く夢を映して歌い続けてきた彼女が、その夢をひとつひとつ実現していく・・・。こう書いてしまうと陳腐なサクセスストーリーだが、彼女の絶妙のトークには本当に引き込まれてしまった。

Take a chance on me.

自分を信じて自分に賭けてみる。そしてそれを実現するために、惜しみなく努力を注ぐ。なんか、そんな彼女が本当に眩しい。素直に尊敬してしまう。人間皆、忘れちゃいけない何かって絶対ある。そんなものを彼女のトークは思い出させてくれたような気がする。

そんな魅惑のメガネっ子ハーフ、アンジェラ・アキ。超オススメです。

【追記1】
彼女のブログを発見。初アルバム「Home」の発売日に彼女が書いたブログエントリーがまた泣かせる。「本能の声」。僕も昔をちょっと思い出した。うん、またがんばろう。そんな気にさせてくれた彼女に感謝。

【追記2】
このエントリー内にあったYouTubeへのリンクをひとまず全てはずしました。

Posted by MK @ 01:44 AM
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April 24, 2006
『最悪の1ヶ月』

いやほんと、この4月はなかなか最悪のひと月だった。まだ4月も全部終わってないけど、気分的にはもう終わった感じ。前々回前回と腰の調子が良くないという報告はここでさせてもらったが、実はこれは序章でしかなかったようだ。

まず体調面では、既に報告した椎間板ヘルニアが依然辛い状態にある。腰を引っ張るリハビリを週3〜4回ほど行っているのだが、ほんの少しずつ快方には向かっているみたい。けど、長時間椅子に座っていると徐々に腰が痛くなってきて集中できなくなる。年度初めの忙しい時期にこの状態は非常に辛い。

しかし、なんとこれに追い打ちがかかる。大学の授業が始まる4/10の週に入ったとたん、原因不明の発熱に襲われたのだ。38度台の高熱が続き、解熱剤で下げてもまたすぐにぶり返す。授業も初回からいきなり休講にするわけにもいかず、ゾクゾクくる寒気と戦いながらなんとかこなす。

さらに首の右側のリンパ節がパンパンに張ってしまい、かなりの痛みも伴ってきたことから、これはヤバいと思い病院へ。すぐに抗生剤を処方してもらい飲み始めたのだが、なかなか効かない。次の週に入っても熱は下がらず、再度病院に行き、別の抗生剤を出してもらい飲み始めるとようやく熱も落ち着いてきて、なんとか普段通りに戻れたのがようやく先週末ぐらい。

腰痛と発熱のダブルパンチ、なかなか効きました。近年ほとんど病気らしい病気にかかったことがなかった僕としては、久々に辛い2週間だった。

しかし、悪いことは体調面にだけ起こったわけではなく、仕事や対人関係などにも起こってしまった。これについてはここに詳しくは書けないのだが(というか、書きたくないし・・・)、僕の良く回りすぎる口が災いして、意図せず人を傷つけてしまったり、逆に自分にはまったく身に覚えのない噂に巻き込まれてしまい、結果的に周りに迷惑をかけてしまったり・・・。正直、精神的にもかなりヘコんだ。

うまく行かないときには、何をやってもうまく行かない。今月の僕はまさにこんな状態だった。体調を崩し、対人関係で問題発生、しかも仕事でもトラブル。なんか1年分の問題がすべて今月に起こったような感じだ。僕はあんまり運勢などは信じないタチなのだが、今月の僕の運勢はもしかしたら最悪だったのかもしれない。誰か調べてくださいな。

けど、こんな時に気分的に少しでも救ってくれたのが、学生とのおしゃべりや食事などのほんの些細な日常の出来事だ。特に今はゼミの4年生が就職活動の最中で、いろいろ悩みを抱えて研究室にやってくる。彼/女らに対して偉そうにアドバイスをしつつも、実は救ってもらっているのは僕自身だったというよくありがちな構図。

このBlogももっと明るい話題やタメになるネタを書きたいのだが、いまはムリそうです・・・(T T)。次はなんかもっと元気になるようなこと書きたいなぁ。

そうそう、最後に少しだけマトモな話題を。

実はわたくし・・・、Macに乗り換えました!!!

随分前からWindows→Macへの乗り換えは検討していたのだが、Intel CPU搭載のMacが登場したのを期に一気に乗り換えを決意した。ひとまずIntel Mac miniとCinema Displayのシンプルな組み合わせで研究室に1セット導入して、これまでのWindows環境と併用するかたちに。そして自宅用にはMacBookProをいま検討している最中。

乗り換えとは言っても、Macを使うのは今回が初めてではなく、大学卒業後すぐに働きはじめた会社のPC環境はすべてMacだったので、そこで働いていた4年間はずっとMacを使っていた。Mac OSのユーザーインターフェースの作り込みのなんとも言えないセンスはWindowsには無いもので、「うんうん、やっぱこれがMacだよね〜」なんてブツブツ言っている自分が少々コワイ。

スケジューラーもメーラーもWebアプリを使っている僕は、日々のPC上の業務は何の問題もなくすぐに移行できた。やはりソフトウェアはパッケージからWebアプリ/ネットサービスの時代へ突入しつつあることを身をもって実感。今後ソフトウェアは、特殊業務用以外はどんどんWebアプリ/ネットサービス化していくだろう。まさに、「The Network is the Computer」。素晴らしい。

あとはこれまでの仕事のデータを移して、作業環境設定を自分好みに整えていくのみ・・・なんだけど、上記した体調不良&その他でMacを使い込む余裕がなかった。まあ、体調も戻ったことだし、ぼちぼちやっていこうかと。次回以降またレポートできればしたい。

P.S.
ここ数週間の体調不良で、いろんな方々にご迷惑やご心配をおかけしました。激励のメールをくれた皆さん、本当にありがとうございました。滞っている仕事はすぐに処理しますので、しばしお待ちを。

Posted by MK @ 07:03 PM
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April 10, 2006
『完全にやってしまいました・・・。』

何かというと・・・、「腰」です。

前回のエントリーの冒頭で腰痛がヒドイという話をしたところだが、あれから2週間、痛みは一向に引かず、まともに椅子にも座れない日も出てきた。単なる筋肉痛かと思っていたけど、そんな生易しいもんではなさそう。

というわけで、今朝近くの整形外科に行ってきました。月曜の午前ということで、待合室は超満員。1時間以上待たされて診察室へ。症状を先生に伝え、とりあえずレントゲンを撮ってみましょうとのこと。レントゲン撮影後、再度診察。そして先生曰く・・・、「椎間板ヘルニアの疑いアリですね」と。

椎間板ヘルニア。

あーそーですか。

いや実は10数年前にも一度これになりそうになったことがあって、当時はなんとか持ちこたえたんだけど、例のスポーツ大会のせいで再発した悪寒。しばらくは、背骨を伸ばすための牽引をしましょうということで、これからほぼ毎日リハビリに通うことに(泣)。

いやほんと、年甲斐もなく激しい運動はするもんじゃないです。皆さんもお気をつけくださいまし。

Posted by MK @ 04:09 PM
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December 25, 2005
『今年を振り返って・・・'05年』

今日はクリスマス。今年は例年以上に平穏なクリスマスを過ごしたような気がする。まあ、クリスマスといっても大してワクワクもドキドキもしない歳になったのだろう。それもまあ良し。

まだ完全に年内の仕事が終わったわけではないのだけど、ちょっと早めに今年を振り返っておきたい。

今年でいまの仕事について3年目。ようやくおぼろげながら仕事のペースが掴めてきたような気がする。研究・教育・学内業務の3つのバランスをどう取るのか、これが意外に難しかったわけだが、なんとか僕なりのバランスが見えてきた感じではある。

1年目、2年目は教育と学内業務をうまくさばき切れずに、完全に研究がおろそかになっていたのだが、今年はちょっとずつではあるが研究にも時間が割けるようになった。

その目に見えるかたちでの成果は、やはり国内の学会発表を今年3本こなしたことだろう。僕自身、これまで国内にあまり眼が向いてないかったこともあるが、そのせいで国内の研究ネットワークがまったく出来ていないことにふと気がつき、今年に入ってようやく発表に出かけるようにしてみた。

格好をつけるわけではないのだが、これまで学会発表はずっと海外でやってきたので、日本語で自分の研究を発表するのは慣れておらず、最初はかなり不安もあったのだが、やってみるといろいろフィードバックもあってとても良い経験だった。これからも年に数回は国内の学会でも発表していこうと思う。

あと、これまでずっと頭のなかにあった新しいテーマの研究をようやくスタートさせることができた。これまでの研究と同時並行でどこまでやれるか分からないけど、とりあえずしばらくはこの新しいテーマの研究に多少重心を据えてやってみたいと思う。来年は東京にいく頻度がかなり上がりそう。

海外での学会発表では、8月のIFIP 8.2 Working Conferenceで恩師のCarstenに久しぶりに会えたのが良かった。相変わらずエネルギッシュな人で、会うたびに刺激を受ける。また、Carstenと一緒にLSEから来ていた顔見知りのPhDコースの学生にも会えた。苦楽を共にした仲間に会えるのは、やっぱり感慨深いことこの上ない。

教育面については、今年はだいぶ落ち着いて取り組むことができたと思う。

開講2年目となる「情報ネットワーク論」は、「ロングテール」や「楽天/TBS問題」等の最新のトピックをいくつか取り入れながらも、ベースラインは変えずに実施した。また、ワコールの森田さん・小池さん・野津さん、そしてニューズ・ツー・ユーの神原さんにゲストスピーカーに来てもらい、現場の生の話をしてもらった。この授業は僕自身結構負担の大きいやり方をしてしまっているが(受講した学生はもっと大変だと思うが)、その分僕も楽しみながらさせてもらっている。

ゼミ(研究演習)では、今年1期生が4年生となり、卒業論文を書くことになった。卒論の指導については、僕自身初めてだったので、まだまだ至らなかったところが多々ある。というか、この1期生については、ゼミ活動すべてが僕自身の試行錯誤の場となってしまい、正直かなり迷惑もかけたと思う。けど、それを許容してくれて、さらに大きく成長してくれたゼミ1期生には感謝の気持ちでいっぱいである。本当にお疲れさま。

上記してきたことは今年の良かった成果の話だが、その一方でやっぱり不甲斐ない部分、というか各方面にご迷惑をかけた部分も少なくない。仕事のスケジュールがバッティングしまくりで、なかなか参加できなかった宝塚プロジェクト。出版社に原稿を待たせまくっている翻訳の話。そのほか、普段いろいろお世話になっているにもかかわらず、こちらから連絡できていない多数の方々。本当にスミマセン・・・。

まあ、1年を振り返り始めると、どんどんいろんなことを思い出してしまい、キリがなくなりそうなので、この辺で止めておこう。

来年はどんな年にしようか。やりたいことはたくさんある。しかし、時間も体力も脳味噌も、すべて有限である。となると、「何を優先すべきなのか」という問いに直面するのは当然の帰結である。言い換えれば、「何を捨てるのか」ということ。そして、捨てる勇気を持てるのかということ。それが結局は最大の課題であろう。

来年は何かしら、ある程度大きくて、きちっとした成果を出したいな。うん、そうしよう。それを考えながら、年末年始を過ごそう。次の年明けのエントリーで来年の抱負を書きたいと思う。

ちょっと早いですが、皆さま、良いお年を。寒い日が続きますが、お風邪などひかれませぬよう。


クリスマスイブの夜の関学時計台

Posted by MK @ 02:08 AM
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November 11, 2005
『学生ブログプロジェクト!!!』

うちの学生さんたちが面白いことを始めたみたい。

さまざまなバックグラウンドの学生10数名が4つのグループに分かれて、コンテンツ企画を練って、それぞれブログを立ち上げたそうだ。オシャレ系、マジメ系、フシギ系、ベンリ系などなど。まあまずはご覧あれ。

大学生オシャレファッションチェック

小市民マイケルムーア

動画しりとり

就活便利グッズ紹介ブログ


恐らくアクセス数を競い合っているんだと思うが、教育的にもとっても面白いと思う。ブログコンテンツづくりを通じて、ブログのメディア特性や活用可能性などを理解することができるだろうし、何より一個人が「メディアを創る」ことができるようになったことの革新性を肌で感じることができるだろう。

とにかく皆さん、リンク張るなり、お気に入りに入れるなりして、今後の更新を楽しみにしてやってください!!

Posted by MK @ 02:57 PM
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October 10, 2005
『涙無くしては読めない・・・』

またまたご無沙汰してスンマセン。前のエントリーに対していろんな方々からコメント頂き、リプライしなくちゃと思っていたら、後期の授業がスタート。それに合わせていろんな仕事がワラワラ発生。やんなきゃいけない仕事はどんどん後ズレ。てな感じでヤバイ状態っす。

というわけで、Web2.0関連のお話はまたちゃんとここに書くことをお約束し、どうしても先に書いておきたいこの一件だけをとりあえず。

地下鉄で女の子のサイフを拾った前スレ1の話し(まとめサイト)

マジ号泣。僕的には電車男以上かも。また本になったり映画になったりするかもね。こういうものが生まれるところが、やっぱり2chの魔力かなと再認識。ぜひ読んでみてください。

仕事から逃避するばかりの柿原でした。

Posted by MK @ 03:35 AM
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September 10, 2005
『年甲斐もなくラブバトン♪』

この前、うちの1年生のゼミ生とメールで回ってくる通称「バトン」の話をしていて、調子に乗って「俺にも回さんかい!!」って言ったら、本当に回ってきた・・・・・。

いざもらってみると、これはムチャクチャ恥ずかしい。今の若いヤツらはこんなもんを回して喜んでいるのかと、オッサンならではの憤りと、これまでのけ者にされてきた悔しさを半分ずつ感じつつ、年甲斐もなく書いてみた。ウワ~、恥ずかしいぃぃぃ。

しかし、こういったチェーンメールはいつの時代も流行るもんだと再確認。ついこの前も、人気テレビ番組「ザ・鉄腕!DASH!!」の企画と称してチェーンメールが回っていたようだったが、僕の友人・知人にも結構回ってきていた。

しかし、このチェーンメールも僕のところには回ってこず・・・。回ってこなければこないで、それは一抹の寂しさを感じずにはいられない。そうか、これはあるコミュニティへの帰属の確認と安心感の醸成・強化の役割をはたしてくれるのか。なるほど。

というわけで、今回判明したのは、僕は既にこういったネット上の若者文化コミュニティとは隔絶しているということのようです。バトンの回ってこないそこのあなた、あなたも既にオッサン/オバチャンの世界に入っているようですよ。

とにかく、ラブバトンやってみます♪ まな、回してくれてありがとう!!!

★★★1. Name and sex★★★名前・性別
○柿原正郎 ♂

★★★2. Do you have a boyfriend or a crush? ★★★恋人、または好きな人はいる?
○いますいます。たくさんいます!?

★★★3. Have you fallen for someone at first sight?★★★ 一目惚れってしたことある?
○ありますあります。メッチャあります。

★★★4. List 3 things you ask from your boyfriend★★★ あなたが恋人に求めるものって?3つ挙げよう。
 1. ショートカットであること。
 2. 耳を出していること。
 3. 髪の毛が肩にかかってないこと。

★★★5. Did the people you dated match your type?★★★ 今まで付き合った人は好みのタイプでしたか?
○自分が思うタイプの女性と付き合ったことは一度もないです。結局惚れたもん負け。

★★★6. Do you tell them how you feel first or wait for them to tell you?★★★ 告白は自分からする?それとも相手から言われるのを待つ?
○しますします。自分からメッチャします。ふられても何度でも押します。

★★★7. Do you want to get married?★★★ 結婚願望は?
○ないです!?

★★★8. How do you deal with a broken heart?★★★失恋した時どういう行動に出る?
○何かに没頭して無理やり忘れようとする。そして、勝手にステキな思い出にしてしまう。

★★★9. What song describes your current love situation best?★★★自分の恋愛の現状を表現できる歌は?
○「現状」ではないけど、昔ふられたとき、ミスチルの「Over」を聞いて、マジ泣きした。

★★★10. Name 5 people to pass the baton to★★★次にこのバトンを回す予定の5人を教えて下さい。
○こんなこっ恥ずかしいチェーンメールは、ここでぶった切ります!!

Posted by MK @ 04:58 PM
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August 09, 2005
『衆院解散・総選挙へ!』

クリーブランド出張報告のエントリーを書いている時、衆院解散のニュースが入った。今回は「郵政解散」だそうだが、コイズミさん、ちょっと急ぎ過ぎたかなぁ・・・。

そんなこんなで1年10ヶ月ぶりの衆院解散・総選挙なわけだが、今回の選挙はちょっとくらいは盛り上がるのだろうか。ITの幅広い普及で国民一人一人のレベルでの情報収集・共有は格段にし易くなったはずなのだが、それが政治への関心の増大に繋がっていないの現状だ。インターネットのおかげで、これだけ世の中のことが分かるようになったのに、いや、分かり過ぎるから政治に興味が無くなるのかも・・・。

いま僕が住んでいる選挙区(兵庫7区・西宮・芦屋)は、この前の総選挙では大物議員が小選挙区で落選したことで注目されたが(だが比例区で復活当選・・・)、だからといって当選した議員さんが何か活躍しているというニュースはこれといって耳に入らず、僕自身が選挙に関して興味を失いそうな勢いだ。ただ、今回民主党が候補を立ててくれば、一応は注目してみたい。

それよりも何も、僕が今回注目している選挙区は、いま自分が住んでいるところではない。僕の出身地である選挙区のほうが僕的には俄然面白い。なぜかと言うと、僕は、この選挙区で議席を争うことになるであろう2人の候補と直接的な関係があるからなのだ。

僕の生まれ育った明石市は兵庫9区(明石・淡路島)。この選挙区では、半世紀以上にわたりある大物政治家が選出され続けた。その政治家がようやく引退した後は、いまだ誰もこの選挙区を安定的に制している候補者はいない。まあ、政治的には極めて保守色の強い土地だとは思うが、いまは徐々に変わりつつある雰囲気もある。

今回の解散を受けて、この選挙区で唯一の議席を争うことになるのは、昨日まで現職の座にいた西村康稔氏(自民)と、前回初めての立候補にもかかわらず善戦した畠中光成氏(民主)の2人になると勝手に思っている(もちろんハズれるかもしれないけど)。

まず、西村氏と僕はおなじ中学の出身。そして、前々回の選挙の頃から僕の父を介して面識がある。この明石の下町の出身で、灘高校→東大法学部→通産省(現・経産省)と、まさにエリート街道をまっすぐ進んできた人なのだが、とても気さくで近所のお兄さん的な親しみやすさがある方である。大学ではボクシング部に入っていたスポーツマンでもあり、その爽やかさは犯罪的ですらある。

やはり同じ中学出身で、面識のある西村氏が前回の総選挙で当選したときは、僕も正直嬉しかったし、これからどんどん頑張ってもらいたいと思っていたのだが、早くも解散となり、今回前職議員として初めての選挙に臨む。

一方それに対する畠中氏は僕の高校・大学の同級生。高校時代は同じクラスだった。今回の解散をうけて、久しぶりに彼のウェブサイトを見たが、高校時代から顔が変わっていない(笑)。彼も西村氏に負けず、高校時代からアメリカンフットボールに打ち込んでいた爽やかスポーツマンである。

実は僕は大学卒業以来彼とは会っていない。大学卒業後、彼はいったん保険会社に入ったのだが、一念発起して会社を辞めて、数多くの政治家を輩出している松下政経塾に入る。もともと彼に政治家志望の心があったかどうかは僕は知らないのだが、何か彼を突き動かすものがあったのだろう。同級生からの風の噂で、彼が松下政経塾に入って政治家を目指しているということを聞いて、ぜひ頑張ってもらいたいと陰ながら応援していた。

その彼が前回の総選挙で僕の地元の選挙区から立候補したことを知ったときには本当にビックリした。結果は上述の西村氏が当選し、畠中氏は落選ということになったわけだが、一方で、薄くはあるが個人的繋がりのあった西村氏が当選し、他方、高校からの同級生の畠中氏が落選したことは、僕としてはちょっと複雑な気持ちにならざるを得なかったわけである。

そして今回、また選挙が行なわれる。今回はいかに。

前職の優位性のある西村氏ではあるが、自民党の混乱の煽りを少なからず受けることになるだろう。そして、前回落選はしたものの善戦した畠中氏には、反・自民の追い風が吹くかもしれない。結構キワドイ戦いになるのではないかと、今から僕は目が離せなくなっている。

とはいっても、僕はこの選挙区では投票できないので、どちらも応援できないのだけれど、かえってそのほうが良い。もし本当にこの選挙区で投票することになれば、僕は心底悩むことになるだろうから。

さて、皆さん。今回の総選挙、何に注目しますか? どの選挙区に注目しますか? 個人的な楽しみを見つけて選挙に臨むのも良いかもしれませんよ。

特に投票権のある大学生諸君。そのなかでもまだ選挙に行ったことのないあなた。いまはネットで各候補の情報はすぐに集まります。提案している政策に注目するのもよし、個人的なプロフィールに注目するのもよし。ネットを駆使して各候補に注目してみる。ネットでニュースを集めてみる。そして投票に行く。これぞイマドキの若者の政治参加ですぞ。

投票日は9月11日です。結構すぐです。というわけで、僕のささやかな投票率向上キャンペーンでした♪

Posted by MK @ 01:29 AM
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July 23, 2005
『しない善より、する偽善 ~ White Band Version』

ちょっと乗り遅れた感もあるけど、某著名ブロガーさきっちょ氏のとこで見て、気になっていたので書いてみよう。何かというと、世界的な募金キャンペーン「ほっとけない 世界のまずしさ」である。

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「ホワイトバンド」と呼ばれるシリコン製のリストバンドを300円で購入することで、その売上金の一部(詳細は後ほど述べる)が義援金としてNGO団体に渡る仕組みになっている。注目すべきは、上のバナーにも見られるように、著名タレントやスポーツ選手を多数起用したプロモーション活動である。これで、単なる中国製のシリコンバンドが良く見えてしまうからスゴイ&コワイ。

このキャンペーンの趣旨や活動の詳細については、上記のサイトの説明に任せるが、まあ、一種の啓蒙キャンペーンだと思えば良い。ただ、その規模とアプローチが面白い。このキャンペーンは、世界のNGO団体が協力して行なう「Global Call to Action against Poverty(GCAP)」という世界同時進行の活動で、その日本ローカルのキャンペーンがこの「ほっとけない~」である。

今年は7月のイギリスG8サミット(既に終了)、9月の国連「ミレニアム+5」サミット、12月のGWO閣僚会議があり、今回の世界連携キャンペーンを通じて、これら国際政治の場へ強いメッセージを届けようというのが狙いである。そのシンボルでもあり、コミュニケーション・メディアでもあるのが、例のホワイトバンドなのである。

うん、悪くないと思う。一口乗ってみようと思う(品薄らしいけど)。ミーハーで良いじゃないか。流行モンで良いじゃないか。分かって踊らされてみるのもたまには悪くかない。

と妙に自分で納得していたのだが、その後いくつかの関連サイトに飛んでみると、何やらこのキャンペーンにうまく乗って金儲けしている人がいるようだという指摘を発見。

 ・「ホワイトバンドの気になる送料
 ・「ホワイトバンドで儲ける人たち」 (上記の続き)

キャンペーンサイトでの説明では、「ホワイトバンドの制作原価に約3割、流通にかかる経費が約4割、 残りの売り上げの3割が『世界の貧困をなくす為の活動資金』」となるそうだ。つまり、1ヶ300円の売上のうち、実際の活動に回されるのは100円程度ということ。さらに、これをネット購入しようと思ったら、送料や手数料やらで、場合によっては2ヶ1300円もかかってしまう。こうして膨れ上がった中間マージンは、当然各種の中間業者の売上となる。さらに、ネットオークションでホワイトバンドが転売される事態まで発生している。

ネットでこれに関連したサイトやブログを見てみたが、こうした点を取り上げて、「慈善活動を利用してお金儲けしてるなんて良くない!!」とか「300円のうち100円しか実際の活動に回らないなんて募金した意味がない!!」みたいな論調が目に付いた。

このキャンペーンは、それらをすべて承知したうえでノリで乗っかってみる話なんではないかと。「300円のうちの100円『しか』」ではなく、「300円のうち、100円『も』」この活動の資金に回ると考えられないか。200円の流通・管理コストの『おかげ』で、100円が生きると考えられないか。ユニセフだって、「集まった募金のうち、最大25%まで自分たちの活動資金に回す」って明言している。慈善活動、支援活動をするためには、カネがかかるのだ。また、営利目的の仕組みや組織が世の中にあるからこそ、ボランティアや慈善活動が支えられ、生きてくるのではないのか。

極論をすれば、ホワイトバンドをネットオークションで転売する人たちのおかげで、ホワイトバンドを手に入れたいという人のニーズが満たされ、またその人たちがホワイトバンドを身に着けることで、さらに様々な人の目に触れ、それをキッカケにこのキャンペーンのことを知るようになる人もいるということも十分ある得る。このキャンペーンの作り込みを見れば、集金よりも認知拡大による啓蒙にあることは明らかだ。そうであれば、中間業者や転売者の存在さえ十分価値があるといえる。

奉仕とビジネスは必ずしも二律背反するものではない。同様に、ボランティアとお金儲けも二律背反しないだろう。世の中は、金儲けに任せるだけでは動かないが、ボランティアの精神に頼るだけでも動かない。インターネットというグローバルな自律分散型の協働の場ではじめて実現したお金儲けのかたちがあると同時に、そこではじめて実現した社会奉仕のかたちもある。

大げさに言えば、いま新しいかたちで、ビジネスと奉仕活動を結びつける可能性が生まれたのだ。今回の「ほっとけない~」キャンペーンも裏では様々が業者が営利目的の活動をしているとは思うが、それでも僕みたいミーハーが数多くひっかかってホワイトバンドを買い、世界の貧困問題について考えるキッカケとなったのであれば、キャンペーンとしては十分成功と言えるのではないか。何せ、募金など生まれてこのかた全くと言ってよいとほどしたことがない僕みたいな人間まで反応したのだから。

「しない善より、する偽善」。僕も他人事では済まされない例の折鶴放火事件における2ちゃんねるでのボランティア活動から生まれた名句である。

今回の「ほっとけない~」キャンペーンにしたって、いろんな偽善があるだろうし、いろんな不手際もあるだろう。けど、それら一切合切受け入れて、乗ってみるのも悪くないんではないか。だって、「3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいる」という事実は、現実に存在するのだから。モノ余り・飽食の国で暮らしている僕らは、なおさら知らなきゃならない現実。それをもう一度心に留めるのに、300円のうち200円を誰かの儲けにしても高くは無いと思う。

最後にアホなことを書いて恐縮ですが、このキャンペーンサイトのトップページに藤原紀香が出てくるまでリロードし続けた僕は逝って良しですか? (僕と彼女は同郷で同世代。しかも地元で高校生時代の彼女を何度か見かけて余りのキレイさに衝撃を受けた僕にとって、やっぱり彼女はいつまでたってもアイドルです・・・。)

Posted by MK @ 03:42 AM
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May 28, 2005
『久々の・・・』

ご無沙汰しておりましてスミマセン。今年に入ってから、なんとか週1本ぐらいのペースでこのブログを書いてきたのだけど、やっぱ新学期始まったとたん息切れしちまいました。特に、GW休暇周辺は強烈な忙しさで瀕死状態。とはいっても、書くネタは腐るほどあるし、書く時間がまったくなかったといえば嘘になるので、まあただの怠慢つーことで。

随分とあいだが空いてしまったので、なにから書けばよいのか分からないが、ひとまず4/25に国際大学GLOCOMであったシンポジウム「ライブドアによるニッポン放送買収問題をどう捉えるか」のことからでも。

件のライブドア問題は世間的には決着ついたような感じにはなっているけど、一連の経緯や出来事がきちんと総括されているかといえばまったくそうではない。メディアのお祭り騒ぎとはほんとに怖いもので、ひとたび観客の興味が薄れ始めると、驚くべきスピードであっという間に幕を閉じる。あれだけ騒ぎに騒いだはずなのに、「祭り」が終わると誰しもが何事もなかったかのようにまた新たな「祭りのネタ」を探し始める。相も変わらず例のテレビ局は、何の変化もなく、朝っぱらから鬱陶しいバラエティー仕立ての番組を流し続けている。

行ってきたのは、そんなライブドア問題を、暫定的ではあるけれども、しっかりと整理しておこうじゃないかというシンポジウムだった。その様子はこちらに掲載されている。予想通り、議論をうまく整理してくれるのは宮台氏。ご丁寧に、当日のご自分の発言だけを抜粋してブログに載せてくれている。あと、間接的にだろうけど、間違いなくこの問題に関与していたと思われる切込隊長こと山本氏も、圧倒的な情報量・知識量で、議論をガツガツ前に進めてくれる。ただ、切込隊長がこのシンポジウムの最中にずっと髪の毛の寝癖を気にしてか後頭部をグリグリまさぐっていたのが気になって仕方なかった。

僕自身のライブドア問題への関心は、メディア論とかジャーナリズム論とかそこらへんには無く、企業のガバナンスの問題にあって、この点に関しては、岸本氏の「ポイズンピルなどを使った企業防衛策よりも、配当を増やして株価を高値安定させる方が結局は一番効果的」という発言が特に興味深かった。ライブドア問題以後、慌てふためいてポイズンピル等の企業防衛策の準備を始めた企業が多数あるようだが、本業の収益性を高めて企業価値を向上させるという当たり前の企業努力をせずに、にわか作りの防壁を築くのはそれこそ本末転倒というものだろう。

このシンポジウム参加後、遅れに遅れまくっていた論文の執筆がマジでやばくなってきたので、書き始めるも遅々として進まず、結局そのままGW突入。1本は学内紀要への執筆、1本は英文ジャーナル論文の校正、もう1本は夏前の学会用の論文の最終版提出と、計3本の論文を抱え、さらにGW休暇明けすぐに東京の某大学にてセミナーのスピーカーとして呼ばれていたので、それ用のプレゼン資料も作らねばならず、世の中の人が長いGW休暇を楽しんでいるなか地味に研究室でパソコンに向かう自分にホトホト嫌気がさす。

というわけで、昔のサラリーマン時代にも勝らずとも劣らない強烈な忙しさだったが、なんとか乗り切って、今月半ばにはちょっとばかり生活が落ち着く。しかし、その後も学内業務、ゼミ運営、宝塚プロジェクト、関学OB/OG組織との新規プロジェクトなどなど、仕事は続々と入ってくる。いろいろとやっつけ仕事でほんとスミマセン・・・。

そうそう、ゼミのほうでは、希望者のみで経営戦略論を勉強するサブゼミを新たに開くことにした。うちの学部ではなぜか経営戦略論の講義がないので、それを補う意味でもやる価値はあるかなと。

まずは3年生のゼミ生を中心にしてスタートさせて、就職活動が終わりつつある4年生ゼミ生もぼちぼち参加しつつ、10人程度で行う予定。テキストは思い切ってバーニーの「企業戦略論」三部作にした。学部生にはちょっとキツイかも知れないけど、どうせやるならタフなヤツをというわけで選んでみた。やる気のあるメンツでタフな勉強をしてみる。なかなか楽しみなサブゼミになりそう。

来月は学会発表が2週続けてあり、別件で東京出張などもあって、また忙しくなりそうだが、まあぼちぼち頑張っていきまっしょい。ただ、目前に迫ってきている梅雨の季節がちと憂鬱かなぁ。

Posted by MK @ 02:40 PM
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April 24, 2005
『ガンガレgori。超ガンガレ!!!』

やばいくらい忙しい毎日です。年度始めって、いつもこんなんだったっけ? やること多すぎ。方々で私の対応が遅れてしまっている人がいると思いますが、お許しくださいませ。なるべく、なるべく早く対応しますんで・・・。

このエントリーも1週間以上前から書こうと思っていながら、遅れに遅れてしまった。けど、もうこれ以上遅らせてはいけないので、仕事そっちのけで書かせてもらいます!!! なぜなら、僕の知っている人が、ピンチなのです!!!

彼の名は、gori。今年3月に本学の総合政策学部を卒業した元学生である。彼と僕は直接的な関係はなかったのだが、彼がこのBlogを見つけてくれてメールをくれたことがキッカケで、仲良くさせてもらっていた。道が用意されていなくとも自分で道を切り拓き、その道を自信を持って進んでいくことのできる、とても明るく積極的な学生だった。当時彼はPHP言語を独学で習得し、学生ポータルサイトを作成・運営していた。明るいキャラクターだけでなく、技術的スキルも持ち合わせている稀有な学生だった。

その彼が就職したのが、ネット広告代理店のサイバーエージェント。一般ユーザー的には、「アメブロ」というブログサービスの運営会社と言ったほうが良いかもしれない。彼は、ここの大阪支社で働いているのだが、関西のブログ界を盛り上げるべく、早速彼のアクティブさがアメブロ関西の様々な企画に反映されているようで、彼を知っている僕としてはなんだかとても嬉しくなってしまう。

例えば、彼がモデレートする「まちあそび企画」では、ネットとリアルをうまく絡め合わせた各種企画をしている。先日はアメブロ関西ユーザーで開く座談会があったそうだが、僕はアメブロユーザー(アメブロガーと言うらしい)ではないので、ここで企画されていた座談会には参加できなかった。>gori氏、アメブロガーじゃないといかんとですか?

話がそれたが、その彼がいまピンチなのである。彼が他の同期新入社員たちと参加している「アメブロ企画室」で、いまダントツのビリッケツなのだ~!!!

この企画は、某有名TVプロデューサーがダメ出ししつつ、7人のCA新入社員たちがそれぞれ独自の企画で3ヶ月間ブログランキングを競うというものなのだが、gori氏の企画「ベジタブルミー!」は、彼自身が体を張って3ヶ月間ベジタリアン生活をするというものである。

他のブロガーたちが、単に自分の生活を24時間実況するだけのヒネリのヒの字も無い企画(いや、実は結構これがオモロイんだが・・・)だとか、有名ブロガーに会いに行くだけという他力本願な企画(これも侮れん面白さだ・・・)などと比べ、gori氏の企画は惚れ惚れするぐらいストイックで且つ美しい。

例えば、彼はベジタリアン生活を自炊で乗り切ろうとしている。彼は自ら花柄のエプロンを着て(調子乗りすぎ)、鼻を膨らませ(鼻毛見えてるぞ)、メガネを曇らせながら(狙いすぎ)作る料理は決して旨そうではない。しかし、それを食す彼の表情の清々しさ(痛々しさ)。これを美しいと言わずしてなんと言おうか。しかも、彼は自分のオカンまでブログに載せてまでガムバッテいるのである。

それでも彼は・・・、スタートからずっとビリッケツ・・・。何故だ、なぜだ、ナゼだ。

(追記:ランキング、最初は5位だったみたい)

しかーし、敢えて言わせてもらうぞ、goriよ。

「まだ余裕あるんじゃない?」

敢えて「スーパーサイズ・ミー」を意識した企画タイトルにしたにもかかわらず、その体当たり感のスケールは足元にも及ばないぞ。体を壊すまでヤレとは言わないが、このタイトルで企画を始めた時点で、お主は「スーパーサイズ・ミー」を仮想敵にしてしまったのだ。とにかく、ガンガレ、超ガンガレ。

皆さん、こんな素敵なgori氏にぜひ暖かい応援をお願いします。アメブロガーの方はぜひ「ベジタブルミー!」を読者登録してあげてくらさい。

gori.jpg

Posted by MK @ 06:53 PM
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March 21, 2005
『10年ぶりのゴルフ』

昨日、10年ぶりにゴルフに行ってきた。先日のゼミ合宿のスポーツ大会で張り切り過ぎてすでに全身筋肉痛だったのに、さらにゴルフで腰や肩まわりに疲労がたまり、体が思うように動かないことで三十路を痛感する。

いま僕はゴルフのような高尚な趣味は持ち合わせていないが、実は学生時代には結構やっていた。ゴルフ好きの友達がいて、打ちっぱなしにいったり、近くのハーフコースを回ったりしていた。しかし、社会人になってからはピタッとゴルフをしなくなってしまった。直接的な理由は単に時間が無くなっただけなのだが、その一方で、一球一球神経を集中させてスコアを競い合うゲーム形式そのものにあまり爽快感を感じていなかった部分も無きにしも非ずである。

とは言いつつ、人からの誘いは滅多に断らない僕としては、今回「ゴルフ行かへん?」と旧友に誘われるとホイホイYesと答えてしまった。10年ぶりのコースなので当然不安もあったが、そこそこ楽しめるんじゃないかという期待もあった。

本当はコース当日までに何度か打ちっぱなしに行こうと思っていたのだが、うまく時間がとれず結局付け焼刃的に前日に少しだけ練習してきた。ちょうど元ゴルフ部のゼミ学生と昼間一緒に行動していたので、教員特権を乱用して練習に付き合わせる。昔グランドホッケーをやっていたため、僕は体が早く開く癖があるようで、打球はいっつもスライス気味。学生から急ごしらえのスライス矯正指導を受ける。

そして当日、行ってきたコースは小野グランドカントリークラブオールドコース。予想以上にフェアウェイが広く一安心。10年ぶりに回る身として一番怖いのは、やはり第1打のOB。フェアウェイが広いとその可能性が一気に小さくなる。

そして、運命の1番ホール、ドライバーでの第1打。奇跡的にまっすぐ飛び、フェアウェアど真ん中。幸先良いスタート。前半はその後も無難にこなし、58とまずまずのスコア。しかーし、前半で少し安心した僕は、ランチの際にビールを1杯飲んでしまい、程よく酔いが回った僕は急に足腰に力が入らなくなり、後半最初の10番、ロングホールでいきなり11をたたく。その後もヘロヘロの状態は続いたが、最後はなんとか持ち直し、結局後半は64。トータルで122という結果に終わる。

まあ、10年ぶりのコースということを考えれば、122というスコアは悪くないんじゃないでしょうか。うん、そういうことにしておこう。

今回久しぶりにゴルフコースを回って驚いたのが、プレーしている人の服装のラフさである。一昔前では、いわゆるオヤジゴルフファッションというものが存在し、コースを回るには否応無くそれに従うほかなかった。しかし、今回見かけた人(特に20~30代の若い層)の服装は、とてもオサレなカジュアルスポーツファッションで、ダサいとかオッサン臭いとかそんな感じはまったくしなかった。これはやはりNikeAdidasあたりのスポーツブランドによるゴルフウェア展開が大きいのだろう。

近年慢性的な運動不足が続いている僕としては、久しぶりにゴルフを続けてみようかなという気に(ほんのちょっとだけ)なった週末だった。しかし、この全身筋肉痛、なんとかしてくれ。

Posted by MK @ 11:00 PM
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February 11, 2005
『OL社長、団塊ジュニア、そしてショートヘア』

タカヒロさんのBlog経由で、ケータイ会社のドコモの社内ベンチャーから生まれた女性ターゲットのマーケティング会社があることを知った。

その会社のシャチョーさんはなんと「OL社長」だそうな。26歳の女性ドコモ社員が、ドコモからの出資を受け、しかし籍はドコモに残したままこの会社を作ったそうだ。自らを「OL社長」と名づけ、いま流行り(?)の社長Blogで素に近い自分の言葉でいろいろ語ってくれている。

F1層(20~34歳の女性層)にフォーカスして各種サービスビジネスを展開しようとする会社は他にもあるけど、僕的には「フ~ン」て感じ。批判しているのではなく、正直よく分からないということ。

確かに現在のこの層は、ケータイの爆発的普及のプロセスを中学・高校・大学の時代に体験しており、それ以前の世代とは異なるコミュニケーションパターンを有しているという仮説を持つことはできる。ただ、そこには年代効果とコーホート(世代)効果が入り混じっていることは言うまでも無く、現代のF1層の消費特性が、F1という年代に帰着するのか、1971~1985年生まれの女性というコーホートに帰着するのかの判断は難しい。そうしたことを考えて、あえてF1という層にターゲティングしたビジネスモデル構築が成立するのか、またそれを調査・分析・支援するようなマーケティング・サービスが成立するのか、これまた判断が難しい。

僕の前の仕事で、僕自身が「団塊ジュニア」世代ということもあり、団塊ジュニア層の消費特性を分析するという仕事を結構やらされた。というのも、90年代後半、バブル崩壊後の景気低迷から抜け出すチャンスを、人口ボリュームゾーンであるこの団塊ジュニアの攻略に見出そうとしていた消費財メーカーが多かったからだ。団塊ジュニア向けドリンク、団塊ジュニア向け化粧品、団塊ジュニア向け自動車、etc.。

当時存在した関連データを集められるだけ集めていろいろ調べた結果、団塊ジュニアの消費特性を僕は「編集消費」と名づけて分析した。内容を端的に言えば、モノ溢れの時代のなか成長してきた団塊ジュニア世代は、複数の商品・サービスの付加価値の上澄みを軽妙に組み合わせながら、自分なりの効用を得ようとしている世代であり、その結果としてこの世代の嗜好は細分化、蛸壺化し、何かしらの1つの商品・サービスのマーケティング・ターゲットとしてこの世代をひとかたまりに捉えようとするのは難しく且つ危険である、というものだった(ような気がする)。内容は、松岡正剛氏により広められた「編集」概念と酷似しているのだが、僕がこの仕事をしていたのは松岡氏がそんなことを言いだす前で、僕的にはちょっとした記念碑的仕事としての思い出ぶかいところがある。

10年近く前にやった僕のこの古い仕事がいまの年代・世代分析に参照可能なのかはよく分からないが、こうした年代別・世代別のターゲッティング先行マーケティングが、新たな商品・サービスを生み出すきっかけとなることには、個人的にはちょっと懐疑的になってしまう。最近でも、団塊ジュニアをターゲットにしたフリーペーパー「R25」が注目を集めていたりするが、他の人もいろいろ言っていることだが(例えばこことか)、この世代をまるごとターゲッティングすることにどれだけの面白さと商業的価値があるのかどうかといえば、僕はどうしても「ムムムッ・・・?」と唸ってしまう。

とかなんとか色々書いたが、この若いOL社長さんには、僕のこうした疑念がスカッと晴れるように頑張って頂きたいと思うので、今後の活躍に注目していきたいと思う。

と、ここで今回のエントリーを閉めるはずだったのだが、このOL社長のBlogで最後にこんなエントリーをふと見つけてしまい、「なんじゃこりゃ~ぁぁぁ!?!?!?」とジーパンばりに叫んでしまった。そのエントリーとは、

「ショートヘアが好き」っていう男は要注意

だって・・・。わたくし・・・、ショートヘアの女性、大好きですが何か? こんな刺激的な内容も書いてある。

なので「ショートヘアがスキ」っていう男性は、男として自分に自信が無いってこと。(中略) 他にも、「ボーイッシュな子が好き」、「未熟な子が好き」、「地味な子が好き」も同じく自信の無い男が言うこと。 それから、「ガリガリにやせてる子が好き」「おしりのちっちゃい子が好き」っていうのもそうです。 女性はもともと男性よりも体脂肪があるものだし、子供か少年かってくらいおしりのちっちゃな女の子は女性らしいとは言えないものだから。 上記のような発言をする男性には要注意。 仮に見た目がモデルみたいにかっこよくても、社会的にすばらしい地位にいたとしても、男として自信が無い、男度の低い男性だと思って間違いありません。

わたくし、男度が低く、自信が無い男性なんだそうです。orz

この説のソースを自暴自棄気味にネットで探しまくるも、どうしても見つからず。OL社長さん、この説のソースを教えてください・・・。そうでないと、僕は本当に自信を喪失しそうです。ただ、そのソースが見つかったら見つかったで、さらに自信を喪失するというオチですが・・・。orz


<追記 2/12 2am>

杉本氏@福岡大から本エントリーに関するとても面白いトラックバックを受けたので紹介。

F1 by sugimoto-labo

さすがは本職のマーケティング研究者。僕の議論にピシッとした背骨を入れてくれている。感謝感謝。

杉本氏が書いていることをベースに言えば、結局OL社長さんたちは、大括りのF1層をさらに突っ込んで調べてみることで、マーケティング的に有意な「サブ・セグメント」を見つけようとし、またそれをやろうとしているクライアントをサポートしようとしているのではないかと。また、その過程で、この年代層をさらに詳しく説明する新しい変数を見つけようとしている。そんな感じなのではないかと。

彼女たちはいま自分たちがF1層であるわけで、いろんなところで語られるF1層の特徴やイメージに少なからず違和感を感じているのではないかと思う。だからこそ、「自分たちのことは自分たちで語るわよっ!!」という動機がこの社内ベンチャーにはあるのだと推測する。それは僕もよく分かる。僕も上記した団塊ジュニア分析の仕事のなかで、「月刊アクロス」(すでに休刊。いまはWebアクロスがある)あたりでまことしやかで解説されていた団塊ジュニア像にどこか違和感を感じていた。

自分のことを自分の目で見て自分の言葉で語る。その自己言及のプロセスから生まれてくる「何か」には大いに期待したいと思う。

Posted by MK @ 11:26 AM
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February 07, 2005
『イマドキの就職活動』

このBlog、年初から僕的にはかなりマメに更新してきたけど、2月に入りすでに息切れ状態。先週は極寒のなか学内業務に奔走し、マジで凍え死にそうになる。この時期は、寒がりには1年のなかでも一番キツイ時期です。

2月に入ってから、うちの3年生のゼミ生たちの就職活動が本格化してきたようだ。僕自身の就職活動の頃とは何もかもが違う。

エントリーシートなんてものは、10年前は当然ぜんぶ手書きでやった。年末年始に腱鞘炎になりそうになりつつ書いた記憶がかすかにある。それがいまや全てネット経由でOK。リクナビなんかの就職支援サービスも充実していて、昔と比べるケタ違いの量の情報を集めることができる。企業からの連絡も全て学生のケータイに直接入ってくるので、自宅に待機したりする必要もまったくない。いや~、ほんと情報社会ってすばらすぃ。

けど、そうした情報アクセスの利便性が格段に向上した現代において、就職活動における学生側の不安が軽減したかと言えば、そうでもないみたい